社長必見!問い合わせが倍増するLP(ランディングページ)の作り方【売れるコピー7つの法則】

ライティング

「うちは昔ながらの紹介や飛び込みがメインだから…」

「ホームページはあるけど、正直あまり機能していないんだよね…」

そんなお悩みを抱えている社長様は、実は少なくありません。

でも、今の時代、会社の成長のためにはWebの活用は避けて通れませんよね。

そこで注目してほしいのが「LP(ランディングページ)」と呼ばれるWebページです。

そして、そのLPの効果を最大限に引き出すために、絶対に欠かせないのが「言葉の力」、つまり「セールスコピーライティング」です。

今回は、Webに詳しくない社長様にもご理解いただけるように、LPから問い合わせや注文をグッと増やすための「セールスコピーライティング」の秘訣を、実践的なステップで分かりやすく解説していきます。

そもそもLP(ランディングページ)って、普通のホームページと何が違う?

まず、「LP(ランディングページ)」とは、簡単に言うと「特定の目的」のためだけに作られた、専用のWebページのことです。

例えば、

  • 特定の商品やサービスを買ってもらう
  • 問い合わせや資料請求をしてもらう
  • セミナーや説明会に申し込んでもらう

といった、訪問者にとってほしい「たった一つの行動」に集中してもらうために設計されています。

会社の情報を幅広く載せている一般的なホームページが、色々な商品が置いてある「百貨店」だとすれば、LPは特定の商品だけを徹底的にアピールする「専門店」のようなイメージ。

広告や検索結果、SNSなどから訪れた人が、最初に「着地(Landing)」するページなので、ランディングページと呼ばれています。

以下、メリットです。

  1. 「売りたいもの」「知ってほしいこと」に集中させられる
    通常のホームページだと、色々な情報があるので訪問者が迷ってしまうことがあります。
    LPなら、伝えたい情報を絞って、訪問者の注意を一つのゴール(例問い合わせ)に向けさせることができます。

  2. Webからの問い合わせ・注文の受け皿になる
    チラシやWeb広告、SNSなどで御社の商品やサービスに興味を持った人がいたとしても、その受け皿となるページがなければ、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
    LPは、そうした見込み客をスムーズに問い合わせや注文につなげるための重要な「入り口」になるんです。

  3. 24時間働く営業マンになる
    一度しっかり作り込めば、LPは社長様や社員の方が休んでいる間も、御社の代わりに商品やサービスの魅力を伝え、見込み客からのアクションを促し続けてくれます。

なぜ「言葉(コピー)」がLPの成果を左右するのか?

LPには、もちろんデザインや写真、動画なども大切です。

見た目の印象は、会社の信頼性にも関わりますからね。

でも、最終的に、訪問者の心を動かし「この会社に問い合わせてみよう」「この商品を買ってみよう」と決断させるのは、一体何でしょうか?

それは、やはり「言葉」です。

どんなに立派なデザインのLPでも、そこに書かれている言葉(コピー)が、訪問者の心に響かなければ、残念ながら素通りされてしまいます。

セールスコピーライティングとは、ただ単に綺麗な文章を書くことではありません。

読み手(=見込み客)の気持ちを深く理解し、その心に響く言葉を選び、最終的に行動(=問い合わせや購入)へと導くための技術です。

LPの目的は、訪問者に具体的なアクションを起こしてもらうこと。

その目的を達成できるかどうかは、まさに「どんな言葉で語りかけるか」にかかっている、と言っても過言ではありません。

御社のLPが「ただ会社情報が載っているページ」で終わるのか、それとも「見込み客が思わず問い合わせボタンを押してしまう魔法のページ」になるのか。

その鍵を握っているのが、セールスコピーライティングです。

問い合わせを倍増させる!LPコピーライティング【7つの法則】

ここからは、御社のLPの成果を劇的に変える可能性のある、セールスコピーライティングの具体的な「7つの法則」をご紹介します。

法則1:誰に届けたい?「理想のお客様」を具体的に描く

まず、何よりも最初にやるべきこと。
それは、このLPを「どんなお客様に」読んでほしいのかを、具体的に思い描くことです。

「うちの商品を買ってくれる人なら誰でも」と考えてしまうと、結局誰の心にも響かない、当たり障りのないメッセージになってしまいます。

  • どんな業種で、どんな役職の方か?
  • どんな年齢層で、どんなライフスタイルの方か?
  • 今、どんなことで困っているのか?どんな課題を抱えているのか?
  • 何を解決したいと願っているのか?どんな未来を望んでいるのか?
  • 普段、どんな言葉で話したり、情報を探したりしているのか?

まるで、その人が目の前に座っているかのように、具体的な人物像(ペルソナと言ったりもします)をイメージしてみてください。

その「たった一人」に向けて語りかけるように書くことが、結果的に多くの人の心に響くコピーを作るコツなんです。


もう一度言いますね。
たった一人の相手に向けて、です。

結婚式のスピーチが泣けるのは、ご両親に向けて、と相手が限定されているから。

ここはかなり大切なポイントです。


法則2:一瞬で惹きつける!「見出し(キャッチコピー)」の威力

LPを開いた訪問者が、最初に目にするのが「見出し(キャッチコピー)」です。

ここで「おっ、これは自分に関係がありそうだぞ」と思わせられなければ、残念ながら、その先を読んでもらえずにページを閉じられてしまう可能性が高いです。

まさにLPの「顔」。
最も重要な部分と言ってもいいでしょう。

魅力的な見出しを作るためのポイントをいくつかご紹介します。

  • 具体的な「お得」や「解決」を伝える
    例「〇〇のコストを30%削減する方法」「面倒な〇〇作業から解放される秘訣」

  • 数字を使って具体性を出す
    例「たった5分で完了」「導入企業100社突破」「お客様満足度95%」

  • ターゲットに直接呼びかける
    例「〇〇でお悩みの社長様へ」「従業員50名以下の企業様限定」

  • 「えっ?」と思わせる問いかけ
    例「なぜ、あの会社はWebだけで集客できるのか?」「御社のホームページ、本当に機能していますか?」

  • 限定感を出す
    例「今月お申し込みの方限定」「先着〇社様特別価格」(※過度な煽りは避けましょう)

いくつかのパターンを考えてみて、最もターゲットの心に響きそうなものを選びましょう。
可能であれば、いくつかの見出しを試して、どちらがより効果的かテスト(A/Bテストと言います)してみるのも良い方法です。


法則3:「そうそう!」を引き出す「共感」と「問題提起」

見出しで注意を引いたら、次は「うんうん、わかるよその気持ち」「まさにうちの会社の課題だ」と、訪問者に深く共感してもらう段階です。

ターゲットとなるお客様が抱えているであろう「悩み」「課題」「痛み」を、具体的な言葉で描写します。

  • 「毎月の〇〇コストが経営を圧迫していませんか?」
  • 「優秀な人材を採用したいのに、なかなか応募が集まらない…」
  • 「Webサイトを作ったはいいけど、問い合わせは月に数件…」

といった具合に、お客様が普段感じているであろう「困りごと」に寄り添います。

そして、その問題を放置しておくと、将来どんな良くない状況が待っているか(問題提起)を少しだけ示唆することで、「このままじゃマズいな」「何とかしないと」という気持ちを高めていきます。

ここでしっかりと共感が得られれば、お客様は「この会社は、うちのことを分かってくれている」と感じ、耳を開いてくれるのです。


法則4:「なぜ御社なのか?」を伝える「独自の強み(ベネフィット)」

お客様が「この問題を解決したい!」と感じたら、次に考えるのは「どうやって解決できるの?」そして「たくさんある会社の中で、なぜ御社から買う(依頼する)べきなの?」ということです。

ここで、御社の商品やサービスが、お客様の抱える問題をどのように解決できるのかを、具体的に説明します。

大切なのは、単に商品やサービスの「特徴(機能やスペック)」を説明するだけでなく、それによってお客様がどんな「良いこと(ベネフィット)」を得られるのかを伝えることです。

  • 特徴「24時間365日のサポート体制」
    → ベネフィット「万が一のトラブル時も、深夜休日問わずすぐに対応してもらえるので、事業を止める心配なく安心して利用できる」

  • 特徴「業界トップクラスの〇〇技術」
    → ベネフィット「他社製品よりも高い精度(または効率)で作業ができ、結果的にコスト削減や生産性向上につながる」

そして、「他社ではなく、なぜ御社を選ぶべきなのか?」という、御社ならではの「独自の強み(USPと言ったりします)」を明確に打ち出しましょう。

長年の実績、専門性の高さ、他社にはない独自の技術やノウハウ、手厚いサポート体制、社長様自身の熱い想い…なんでも構いません。
お客様が「なるほど、だからこの会社なんだな」と納得できる理由を示すことが重要です。


法則5:「信じられる!」と思わせる「証拠(お客様の声・実績)」

どんなに社長様が良いことをLPで語っても、売り手自身の言葉だけでは、なかなか信用してもらえないのが現実です。
「本当にそんなに良いものなのかな?」と、お客様は疑ってかかるものです。

そこで絶大な効果を発揮するのが、「社会的証明(ソーシャルプルーフ)」と呼ばれるものです。
簡単に言うと、「他の人も評価している」という客観的な証拠ですね。

  • お客様の声(導入事例・体験談)
    どんな課題を持っていたお客様が、御社の商品やサービスを利用して、どのように課題が解決し、どんな成果が出たのか。
    具体的なストーリーや、可能であればお客様の会社名や顔写真などを掲載できると、信頼性が格段にアップします。

  • 導入実績・取引実績
    「導入企業〇〇社突破」「〇〇業界での実績多数」「創業〇〇年の信頼」など、具体的な数字や事実は説得力を持ちます。

  • メディア掲載歴・受賞歴・許認可・資格など
    公的な機関やメディアからの評価は、会社の信頼性を高める上で有効です。

これらの「証拠」を提示することで、お客様は「他の会社も使っているなら安心だ」「実績があるなら信頼できそうだ」と感じ、御社に対する信頼感を深めてくれます。

法則6:購入・問い合わせ前の「不安」を取り除く「Q&A・保証」

お客様が「この商品、良さそうだな」「一度相談してみたいな」と思っても、最後の最後で行動をためらわせるのが、「疑問」や「不安」です。

「本当にうちの会社でも効果が出るのだろうか?」
「導入後のサポートは大丈夫かな?」
「費用はどれくらいかかるんだろう?」
「問い合わせたら、しつこく営業されないかな?」

お客様が心の中で抱えていそうな疑問や不安を先回りして、LPの中で丁寧に解消してあげます。
「よくあるご質問(Q&A)」のコーナーを設けるのが一般的で、非常に効果的です。

さらに、「無料お試し期間」「効果がなければ全額返金保証」「安心のアフターサポート」といった「保証」を提供することで、お客様が感じるリスクを減らし、行動への心理的なハードルを大きく下げることができます。



覚えておいて欲しいのは、人は利益よりも損失に敏感だということ。

お給料が1万円増えてもすぐ慣れるけど、1万円減ったらずっと引きずりますよね。

逆に言えば、損失やリスクをリカバリーする案や商品をいかに自然に打ち出すかが、LPのキモといっても過言ではありません。


法則7:最後のひと押し!「行動を促す言葉(CTA)」

LPの最終的なゴールは、お客様に具体的な「行動」を起こしてもらうことです。
そのための「指示」や「呼びかけ」が、「CTA(コール・トゥ・アクション)」です。

「さあ、どうしますか?」とお客様に委ねるのではなく、「次に何をしてほしいか」を明確に、そして魅力的な言葉で伝えましょう。

  • 「まずはお気軽にお問い合わせください」
  • 「詳しい資料はこちらからダウンロード」
  • 「無料相談会に申し込む」
  • 「今すぐ見積もりを依頼する」


「Do」にしてください。

「お問い合わせはこちら」ではなく、「問い合わせる」ボタンです。

そして、その行動を促すための「ボタン」のデザインや文言も非常に重要。
LPの中で目立つ色を使ったり、「無料」「限定」といった言葉を入れたりして、クリックしたくなるように工夫します。

また、「なぜ今、行動すべきなのか」という理由(緊急性や限定性)を添えることも、行動を後押しするテクニックの一つ。

  • 「〇月〇日までのお申し込みで特別割引」
  • 「先着〇社様限定の導入サポート付き」
  • 「定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます」

ただし、あまりにも煽りすぎる表現は、かえってお客様に不信感を与えてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

【要注意!】社長がLPコピーでやりがちな「落とし穴」

せっかくLPを作るなら、最大限の効果を出したいもの。
ここでは、LPのコピーを書く際に、特に社長様が注意すべき点をいくつかお伝えします。

  • 専門用語や業界用語の多用
    社長様や社員の方にとっては当たり前の言葉でも、お客様にとっては初めて聞く言葉かもしれません。
    できるだけ分かりやすい、高校生でも分かるような言葉に変換して説明すべきです。
    どうしても専門用語を使用する際は、必ず解説文をいれます。

  • 自社アピールが多い
    ついつい、自社の製品やサービスの素晴らしさを語りたくなりますが、お客様が知りたいのは「それが自分(自社)にとって、どんなメリットがあるのか?」ということです。
    常に「お客様目線」で、お客様の課題解決や願望実現にどう貢献できるかを伝えることを意識しましょう。

  • 誇大広告になっている
    「業界No.1!」「絶対に儲かる!」といった、客観的な根拠を示せない表現や、事実よりも大げさな表現は、お客様からの信頼を失う原因になりますし、景品表示法などの法律に抵触するリスクもあります。
    消費者庁のウェブサイトなどで、広告表示に関するガイドラインを確認しておくことをお勧めします。参考消費者庁「景品表示法」
    URLhttps://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/

  • 結局、お客様に「どうしてほしいのか」が不明確
    LPを最後まで読んでも、「で、結局何をすればいいの?」とお客様を迷わせてしまうことがよくあります。
    情報だけ伝えて終わり…みたいな。
    法則7でお伝えしたCTA(行動喚起)を、明確に分かりやすく提示することが重要です。

まとめ

今回は、問い合わせや注文を倍増させるための「7つの法則」を中心にお伝えしてきました。

  1. 理想のお客様を具体的に描く
  2. 見出し(キャッチコピー)で一瞬で惹きつける
  3. 「共感」と「問題提起」で自分ごとにさせる
  4. 「独自の強み(ベネフィット)」で選ばれる理由を示す
  5. 「証拠(お客様の声・実績)」で信頼性を高める
  6. 「Q&A・保証」で不安を取り除く
  7. 「行動を促す言葉(CTA)」で最後のひと押しをする

これらの法則を意識することで、強烈なLPが完成します。

読者を惹きつけるLPは、それ自体で〇百万、〇千万あげるため、その元となるセールスライティングの技術は、ビジネスにおいて必須なのです。

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